「観艦式」の興奮をもう一度!メルキュール横須賀で写真展「追憶の観艦式」開催中【入場無料】

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写真展「追憶の観艦式」

「横須賀はいつも車で通り過ぎていたんですけど、今回この写真展で初めて立ち寄りました。観艦式の写真は、目の前で見ているかのように臨場感があって迫力がありますね。横須賀港の雰囲気も初めて楽しみました」

そう話すのは、市外から訪れた来場者の方です。

2026年10月21日(水)から25日(日)まで、メルキュール横須賀の1階で、横須賀光画部による写真展「追憶の観艦式」が開催されています。

会場には、海上自衛隊の艦艇や航空機が繰り広げる迫力ある光景から、護衛艦や潜水艦が佇む横須賀の日常まで、数多くの写真が並びます。

目の前に広がる、海の上の壮大な光景

「観艦式」とは、内閣総理大臣が海上自衛隊の艦艇や航空機などを観閲する行事です。

海上自衛隊では1957年に観艦式が始まり、1981年以降は原則3年に一度開催されてきました。

今回の写真展では、主に2012年と2015年の観艦式を中心に、艦艇が隊列を組んで航行する様子や航空機の飛行、観艦式に関連する行事の風景などが紹介されています。

海を埋め尽くすように連なる艦艇。青い空と海を背景に進む護衛艦。普段はなかなか目にできない光景が、大きな写真でよみがえります。

筆者自身、観艦式を実際に見たことがありません。

それでも、一枚一枚の写真を眺めていると、撮影した人がその場で感じた興奮や、シャッターを切った瞬間の緊張感まで伝わってくるようでした。

「もう見られないかもしれない」理由

この写真展が今、特別な意味を持つのには理由があります。

防衛省は2025年7月、厳しい安全保障環境を踏まえ、安全保障環境が大きく変化しない限り、観艦式などを実施しない方針を示しました。

直近の開催は、2022年の国際観艦式です。

だからこそ、「追憶の観艦式」というタイトルが、ひときわ心に響きます。

ハガキを何枚も送った、観艦式への思い

展示作品の撮影者の一人、横山貴史さんは、かつて観艦式への参加を申し込んだときのことを、懐かしそうに振り返ります。

「昔は観艦式の一般応募はハガキ応募だったんです。送りまくりましたね」

現在のようにインターネットで簡単に申し込める時代ではなかったころ、観艦式を間近で見たいという思いを込めて、何枚ものハガキを送っていたそうです。

会場には、横山さんが撮影した2012年・2015年の観艦式の記録も掲示されています。

その中で印象に残ったのが、夕暮れの港で手をつないで歩く二人を捉えた作品です。

背後には大きな艦艇の姿。

2015年の自衛隊観艦式フォトコンテスト受賞作品で、タイトルは「護りたい あなたの未来」。

艦艇の迫力と、ともに生きる人への愛を感じる一枚です。

横須賀に暮らす人には見慣れた景色も、写真になると新鮮

会場には「軍港の街の日常」と題した展示もあります。

港を眺める学生たち、夕日に染まる艦艇、街角から見える船の姿。

横須賀で暮らしていると、艦艇のある風景はどこか当たり前のものかもしれません。

しかし、写真として切り取られると、普段は通り過ぎてしまう風景にも、こんな表情があったのかと気づかされます。

さらに、「みなさまの作品集」も。

青空の下を進む艦艇と飛行機雲、夜の港、隊員たちが並ぶ式典の場面、桜越しに見える潜水艦など、撮影者それぞれの視点があり、海上自衛隊がある横須賀という街の魅力を再発見できます。

明治・大正・昭和の観艦式を伝える貴重な資料も

写真だけでなく、歴史的な資料が並んでいるのも、この写真展の見どころ。

会場には、明治・大正・昭和の観艦式に関連する絵はがきや記念資料、切手などが展示されており、当時の様子を伝える資料を間近に見ることができます。

2015年と2022年の自衛隊観艦式記念切手や、2019年の観艦式記念識別帽も並んでいました。

古い絵はがきから現代の写真までを見比べると、観艦式が長い年月をかけて受け継がれてきた行事であることが実感できます。

写真好きも、海自好きも。人がつながる写真展

横須賀光画部のメンバーによると、写真展は約1年前から計画していたとのこと。

写真の撮影だけでなく、会場設営や展示のレイアウト、照明、来場者への案内など、メンバーそれぞれが役割を担い、今回の写真展をつくり上げています。

会場には、来場者が感想や応援の気持ちを伝えることができるアンケートも実施。

写真を通じて人と人がつながる、手づくりの温かさを感じました。

10月24日・25日には自衛隊の相談会も

会期中の10月24日(土)と25日(日)には、自衛隊神奈川地方協力本部による相談会も予定されています。

自衛隊の仕事に興味がある方は、写真展とあわせて立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

海自の魅力に出会える

迫力ある艦艇の写真に圧倒され、昔の資料に歴史を感じ、護衛艦や潜水艦のある風景に心が踊る。

そして、スタッフから説明を聞きながら、当時の体験を共有し、ワクワクする。

今回の写真展には、さまざまな楽しみ方があります。

観艦式を見たことがない筆者にとっても、写真を通して当時に触れることができる貴重な時間になりました。

会期は10月25日(日)まで。

横須賀の海が見せてきた特別な瞬間を、ぜひ会場で感じてみてください。


写真展「追憶の観艦式」開催概要

  • 開催期間:2026年10月21日(水)~25日(日)
  • 開催時間:10:00~18:00
  • 会場:メルキュール横須賀 1階(公式HP)
  • 所在地:神奈川県横須賀市本町3-27
  • 入場料:無料
  • 主催:横須賀光画部
  • 関連企画:10月24日(土)・25日(日)自衛隊神奈川地方協力本部による相談会

※展示内容や関連企画の詳細は、現地の案内をご確認ください。

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